会議資料、取引先から届いたPDF、社内マニュアル。
あとで確認しようと思ったまま、必要な説明を探すだけで時間が過ぎてしまうことはありませんか?
Gemini Notebook(旧NotebookLM)の使い方を覚えると、自分で選んだ資料をもとに、要点の整理や比較、質問への回答を手伝ってもらえます。
ただし、何を入れて、どのように質問すればよいのか迷いますよね。

長いPDFを入れるだけで、本当に必要な部分を見つけられるのでしょうか?

NotebookLMとGemini Notebookは別のサービスですか?
今までのノートは残るのでしょうか。

会社の資料を入れても大丈夫なのか、先に注意点も知っておきたいです。
上記の疑問を解決します。
結論から言うと、Gemini Notebookは、「資料を全部読む時間はないけれど、内容を理解して仕事に生かしたい」という方に向いているAI機能です。
最初は、自治体や省庁などがインターネット上で公開している、誰でも読めるPDFを1つ選び、要点を3つ質問するところから始めると迷いにくいでしょう。
資料が長いと、必要なところを探すだけでも時間がかかりますよね。
Gemini Notebookなら、資料を追加しておくと、知りたい箇所をたどりやすくなりますよ。

この記事でわかること
- NotebookLMとGemini Notebookの関係
- 普通のGeminiと使い分ける考え方
- 仕事の資料を整理する5つの方法
- 誰でも読めるPDFを使って安全に試す手順
- 回答を信じすぎないための確認ポイント
Gemini Notebook(旧NotebookLM)とは?名前が変わっても同じサービス
NotebookLMは、2026年7月16日に「Gemini Notebook」へ名称が変わりました。
Googleは、別のサービスへ置き換わったのではなく、同じ独立したサービスであり、これまでのノートもそのまま使えると案内しています。
名前に「Gemini」が加わったため、普通のGeminiと同じ画面になったように感じる方もいるでしょう。
初心者の方は、次のように目的で分けると理解しやすいはずです。
| 使いたい場面 | 向いているサービス |
|---|---|
| アイデア出し、文章の下書き、幅広い相談をしたい | 普通のGemini |
| 選んだPDFやWebページを中心に、要点や違いを確認したい | Gemini Notebook |
| 資料のどこに根拠があるか確かめながら読みたい | Gemini Notebook |
自由に相談したいときはGemini、手元の資料を中心に整理したいときはGemini Notebookという分け方が最初の目安です。
GeminiとChatGPTの基本的な違いは、GeminiとChatGPTの違いを初心者向けにまとめた記事でも説明しています。
どちらを使うか迷う方は、あわせて確認すると判断しやすくなるでしょう。
Gemini Notebookの使い方|仕事の資料を整理する5つの方法
Gemini Notebookでは、PDF、Webページ、YouTube動画、音声ファイルなどを情報源として追加できます。
対応形式は変更されることがあるため、利用前にGoogle公式の情報源追加ガイドを見ておくと安心です。
ここから紹介するのは、AI初心者の方が仕事で試しやすい5つの方法です。
1. 長いPDFから必要な要点を探す

50ページある資料は、最初から読まないといけないのでしょうか。
最初からすべてを読み込む必要はありません。
Gemini NotebookへPDFを追加したら、「誰向けの資料か」「結論は何か」「自分が確認すべき点はどこか」の順に聞くのがコツです。
- 個人情報や社外秘を含まないPDFを1つ選ぶ
- 新しいノートを作り、PDFを情報源として追加する
- 概要を確認してから、自分の仕事に合う質問を入力する
- 回答に表示された引用箇所を開き、元の文章と見比べる
AIへのお願い文の例
「この資料の結論を3つに整理すると、どうなりますか。
それぞれの根拠になった箇所はどこですか。
専門用語は、AI初心者にもわかる言葉へ言い換えてください。」
教室では、最初から複雑な質問を作ろうとして手が止まる方も少なくありません。
まず「結論を3つ」と数を決めるだけでも、回答が読みやすくなります。
要約だけで終わらせず、「私が次に確認するページはどこですか」と聞いてみてください。
読む順番まで整理できると、長い資料への苦手意識もやわらぐでしょう。

2. 複数の資料を同じ基準で比べる
提案書、料金表、過去の議事録など、複数の資料を見比べる作業にも向いています。
大切なのは、「違いを教えて」とだけ頼まず、比較する項目を先に伝えること。
AIへのお願い文の例
「資料Aと資料Bを、料金、対象者、作業範囲、注意点の4項目で比較してください。
書かれていない項目は推測せず、『記載なし』と表示してください。」
「記載なし」を分けると、AIが空白を想像で補うことを避けやすくなります。
比較表を作ったあとは、契約条件や金額を原文で確かめることが大切です。
Googleのサービスを使った仕事の整理は、GeminiとGoogle Workspaceを連携する考え方でも紹介しています。
Gemini Notebookと合わせた使い方を考えたい方は、あわせて読んでみてください。
3. YouTube動画やセミナーを復習する

1時間の動画をもう一度見る余裕がない日もあるでしょう。
必要な説明だけを復習する方法はあるのでしょうか。
公開されているYouTube動画のURLや、利用する権利のある音声ファイルを追加すれば、内容を質問しながら振り返れます。
「要約してください」だけでなく、自分が次に行動できる形へ整えてもらうのがポイントです。
AIへのお願い文の例
「この動画で紹介された手順を、初心者が今日試す順番に並べてください。
準備するもの、注意点、最初の一歩を分けてください。」
セミナー資料と録音の両方を追加できる場合は、「資料にはあるが、音声では説明されていない点」も確認してみてください。
聞き逃しだけでなく、説明の差まで見つけやすくなるでしょう。
動画の要約を読むことが目的ではありません。
「明日から何を変えるか」まで質問すると、学んだ内容を仕事へつなげやすくなるでしょう。

4. 会議の録音から決定事項と担当を整理する
会議の録音や文字起こしを追加し、「決まったこと」「担当者」「期限」「まだ決まっていないこと」に分けると、議事録の下書きを作りやすくなります。
発言を短くまとめすぎると意味が変わるため、重要な決定は元の音声や記録へ戻るのが基本です。
AIへのお願い文の例
「会議内容を、決定事項、担当者、期限、保留事項に分けてください。
担当者や期限が明確でない場合は、推測せず『要確認』と表示してください。」
録音は、参加者の同意と勤務先のルールを確認してから扱うことが前提です。
取引先名、氏名、連絡先などが含まれる場合は、削除や匿名化が必要かも判断します。
5. 資料からFAQやチェックリストを作る

マニュアルはあるのに、同じ質問へ何度も答えている職場も多いもの。
よくある質問の形に作り直すことは可能でしょうか。
社内マニュアルやサービス説明をもとに、初心者向けFAQ、作業前の確認リスト、引き継ぎ用の質問集を作れます。
読む人の立場を指定すると、質問の言葉と説明の深さを合わせやすくなるでしょう。
AIへのお願い文の例
「このマニュアルを初めて読む人が迷いやすい点を、質問と回答の形で10個作ってください。
回答には根拠となる箇所を示し、資料にない内容は追加しないでください。」
作成後は、現場で実際に受ける質問と照らし合わせます。
AIが作った10個をそのまま採用するのではなく、不要な項目を削り、足りない質問を人が補う流れが安心です。
完成したFAQは、実際に質問を受ける方へ一度読んでもらいましょう。
現場の言い方へ直すひと手間が、使いやすさを変えるポイント。

AI初心者は、誰でも読めるPDF1つから試してみよう
初めて使う日は、会社の資料ではなく、自治体や省庁などがインターネット上で公開している、誰でも読めるPDFを使うと安心です。
たとえば、制度の案内、イベントのパンフレット、地域の防災資料など。
そのPDFを1つ選び、まずは次の3問から。
- 「この資料は誰に、何を伝えるためのものですか」
- 「重要な内容を3つに絞ると、何ですか」
- 「私が最初に確認するべき箇所と、その理由を教えてください」
回答が出たら、引用表示から元の箇所を開き、内容が合っているか確認します。
この「質問する、根拠を見る、原文へ戻る」という流れを覚えることが、最初の練習です。
Gemini Notebookを仕事で使う前の4つの注意点
Gemini Notebookは資料整理を助けてくれますが、回答をそのまま仕事の最終結果にしてよいわけではありません。
先に決めたいのが、次の4点です。
1. 引用箇所と原文を見比べる
資料をもとにした回答でも、質問の意図とずれたり、前後の条件が省かれたりする場合があります。
金額、日付、契約条件、社外へ出す文章は、引用箇所だけでなく原文全体を確かめるのが基本。
2. 個人情報や社外秘を無断で追加しない
会社のファイルを扱う場合は、勤務先のAI利用ルール、契約プラン、管理者の設定を確認します。
Google公式のプライバシー案内も読み、許可がわからない資料は追加しない判断が必要です。
3. 著作権と録音の許可を確認する
購入した教材、会員限定動画、他人が作った資料を、自由に読み込ませてよいとは限りません。
動画や音声も、利用条件と参加者の同意を確認してから扱うことが大切です。
4. 料金や利用上限は公式ページで確認する
追加できる情報源の数、使える機能、利用上限は、プランや機能変更によって変わる可能性があります。
この記事の画面と違う場合は、Gemini Notebookの公式ページを優先してください。
仕事で使う前の確認
- AIへ追加してよい資料か
- 個人情報や社外秘が含まれていないか
- 回答の引用箇所を原文で確認したか
- 社外へ出す前に担当者が最終確認したか
Gemini Notebookについてよくある質問
NotebookLMとGemini Notebookは同じものですか?
はい。
NotebookLMは2026年7月にGemini Notebookへ名称が変わりましたが、同じ独立したサービスです。
Googleは、これまでのノートもそのまま残ると案内しています。
普通のGeminiがあれば、Gemini Notebookは必要ありませんか?
用途によって使い分けると便利です。
幅広い相談や文章作成はGemini、選んだ資料を中心に要点や根拠を確認したい場面はGemini Notebookが向いています。
日本語のPDFや音声も使えますか?
日本語の資料でも利用できます。
ただし、画像として取り込まれた文字、音質の低い録音、複雑な表では、原文との確認が欠かせない点に注意が必要です。
会社の資料を入れても大丈夫ですか?
資料の内容と、会社が利用している契約・管理設定によって判断が変わります。
個人情報や社外秘を含む資料では、社内ルールと管理者の許可を確かめることが先です。
まとめ:まずは資料1つと質問3つから始めよう
Gemini Notebookで仕事の資料を整理する5つの方法は、次のとおりです。
- 長いPDFから必要な要点を探す
- 複数の資料を同じ基準で比べる
- YouTube動画やセミナーを復習する
- 会議の録音から決定事項と担当を整理する
- 資料からFAQやチェックリストを作る
最初の一歩は、自治体や省庁などがインターネット上で公開している、誰でも読めるPDFを1つ選び、「目的」「重要な内容3つ」「確認する箇所」を質問すること。
回答を引用元と見比べられれば、次は自分の仕事に近い資料へ少しずつ広げられます。
私は大阪・京橋で、AI初心者の方に向けた教室を運営しています。
一人では「どの資料を選ぶか」「何と質問するか」で止まってしまう方も、画面を一緒に見ながら整理すると、最初の使い方を見つけやすくなるものです。
AIを基礎から対面で学ぶ場所を探している方は、大阪・京橋で初心者向けAIスクールを選ぶ5つのポイントも参考にしてください。
対面で質問しながら学ぶと、自分の仕事でGemini Notebookをどう使うかも整理しやすくなります。
最初から仕事の大切な資料を使わなくても大丈夫です。
誰でも読めるPDFで操作と確認の流れを覚えてから、自分の用途へ近づけていくと安心です。

大阪・京橋で、AI初心者向けの60分お試しレッスンを行っています。
Gemini Notebookへ資料を追加する手順から、仕事に合う質問の作り方、回答の確認方法まで、画面を見ながら一緒に試せる内容です。
「自分の仕事では何に使えるのか」を整理したい方も、お気軽にご相談ください。
